浦和に関するネタを中心に、サッカーネタやコラムを書き綴ってます。
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【完成された選手を獲得できず、完成した選手が他のチームに、ヨーロッパに行ってしまう状況というのはさらに厳しくなると思うんですが、その中でフィンケ監督はこの2年間、ファイサル選手のような試みもありました。
結果的には帰ることになってしまいましたが、改めてそのことを振り返っていただけないでしょうか】



ファイサルの件を指摘してくださって良かったと思います。
なぜなら1つお話したいこともありました。
日本のサッカー界では3人の外国人枠、それからアジア枠があります。
それから育成枠で二十歳以下の外国人を取ることもできるようになっています。
そして彼らは全員C契約、年俸480万以下でなければいけないのです。
ということは、若い無名の選手がもしかしたら将来的に伸びるかもしれないという期待を込めて、この育成枠を使って選手を獲得するわけです。
この育成枠というのは1人の選手を外国から獲ってきて、もう6ヶ月以内に彼らはチームの主力で大活躍してほしい、そういうような期待を持って選手を獲得してくるような枠ではありません。
このような枠、育成枠を毎年のように有効的に使っていくことによって、主力として活躍できるというようになることを考えれば、非常に安くて優れた投資だったということができます。
この事について議論するのはとても興味深いことです。

今、私が確信を持って言えることは、日本のサッカー界での常識、それから多くのことについての考え方は、Jリーグが産まれてからの最初の12~13年間とは違うものにならなくてはいけないということです。
この頃は、とても強い財政力があったということもあって、引退する直前のとても優れた各国のブランドネーションの代表選手をたくさん引っ張ってきました。
それによってJリーグの人気を上げようとしました。
そしてこのような有名選手がたくさん集まったこともあって、とても早くJリーグの人気が上っていきました。
引退の直前に、もう一度日本に来てプレーをすることによって、とてもいいお金を稼ぐことができたので、彼らも喜んで日本に来たのです。

ただし、今は違い、4、5年前からは、中東の国々、あとロシアでとてつもないお金を稼ぐことができるようになったのです。
なので、引退直前のこのような選手たちは日本ではなくて、そういう別の国々に行くようになったのです。
とういうことは、 多くの有名選手にしてみれば、日本に移籍するということは、まったく魅力的なことではないのです。

今、こういう時代になってきています。
だからこそJリーグが今後も成長していきたいのであれば、新しい考え方を身につけなければなりません。
なぜならば、ブランドネーションからの完成された有名選手を獲ることができないからです。
このような状況でやらなくてはいけないのは、もう少し安い選手をとること、お手頃な選手をとること、もしくは自ら選手を育成することです。
そして新しい考え方に切り替えてこのような新しい考え方に切り替えて、次のステップを踏むということは、非常に難しいことだと思います。
自ら優れた選手達を育成していくということは、そう簡単ではないからです。
もしくは、今までなかったルートから選手を取らなくてはなりません。
1つの考え方としては、ヨーロッパの一流クラブと提携関係を結ぶことで、そしてそのクラブに所属している優れた選手、そしてこれから伸びるであろう選手を期間限定でレンタルすることです。
例えばヨーロッパのチームに所属している選手でまだ試合に出ていない選手は、Jリーグにきて、ここで試合の実戦経験を積みそしてヨーロッパに帰っていく。

そして、あと数年すれば日本のA代表チームのスタメンのメンバーは、全員がヨーロッパでプレーしているようになるでしょう。
ワールドカップの後の親善試合でもスタメンのメンバーのうち7人がJリーグのクラブではなくてヨーロッパのクラブでプレーしていました。
そして今後はさらに増えていくでしょう。

簡単でないことはよくわかっています。
それでもさらにJリーグは質の高い選手を育成していかなければならないのです。
それからJリーグのマネージメントの人間も、お金を稼ぐようなことができるやり方で契約を結んでいかなくてはなりません。
でないと徐々に国際サッカー界での競争力を失っていくでしょう。
無名な選手ならまだしも、A代表選手が移籍金ゼロで移籍するようなことがあってはなりません。
代表選手は優れた選手のはずです。
優れた選手を出す時には、通常であれば違約金が入るものです。
私は今ここで浦和レッズの批判をしたい訳ではありません。
私は単純に日本で見ることができた現象を中立的な立場から指摘しているだけです。
これは私にとっても大切なことです。
皆さんもぜひそのことは考慮していただきたいと思います。
私はこの場で浦和レッズを批判している訳ではありません。
それぞれのクラブができる限り優れた仕事をしようとしているのはよくわかっています。
今、私が指摘したことというのは、ここだけではなくて、サッカー界全体に言えるなのです。
今後もJリーグが、優れたレベルでさらに成長したいと考えるのであれば、解決しなくてはいけない問題なのです。

今、私たちがここでやっている仕事、そして特に、それまではまだプロの業界でまったく実績のなかった、たくさんの選手たちを伸ばしていって、プロの世界に慣れさせるだけではなくて、そこで主力として活躍できるように成長させていくということは、今後も、続けていかなくてはいけない、そして成長するため、Jリーグ全体が成長するために不可欠な仕事です。
そして皆さんも、このチームを快くサポートしてあげてください。
もうあと、ほんのわずかのところまできています。
次のステップを踏むことができれば、彼らは長期的に渡ってとても大きな成功を収めることができるようになるでしょう。


少々長めになってしまったのはご容赦。
この件は、海外のサッカーシーンから見たJリーグという、移籍市場の評価の部分で非常に興味深い話だ。
なので、「尺」を取らせてもらった。
特に、フィンケはブンデスリーガーの古豪・1FCケルンのスポーツディレクター(日本的に言えば下部組織のGM的立場)に就任するので、我々もこの話に乗らない手はない。
要は、フィンケの立場というのは、今後、育成した選手をどうすべきかの方向付けをして行く重要的立場だ。
現状の選手の世界市場では若年齢化が進み、10代後半~20代前半が高待遇を得られていると言われている。
そういう選手を統括して行くのだから、「市場」への見識が無ければできない仕事でもある。

そういう中で、アジア市場を見ると…
欧州でスターとして輝いていたベテランが、欧州での働き場を追われた後に行きつくのが、中東の王制国家(統治)という事実だ。
特に、カタールやサウジ・UAEといったクラブチームへの移籍は多い。
正直、「資金力」というのは魅力であり、以前人気のあったJリーグが今では見向きもされないのは、資金力が低下したからだとも言われている。
ただ、これ以外にも中東進出の魅力はある。
例えば、多くが欧州や南米を拠点として動いている選手が多い中で、東アジアに比べて時差が少ない事。
リーグカレンダーが欧州と同じく「秋春制」である事。
そして、これらの王制国家は治安が他に比べると比較的安定している事も挙げられる。

但し、メリットばかりでもなく、外国人選手にある宗教的な違いや、気候の問題、クラブ側からの給与の遅配など…
日本では考えられない問題も多いのだ。
とはいえ、日本もただ指を咥えて見ている訳にはいかない。
事実、先にあげた問題などで中東ではなく日本に来る選手が多いのも確かだし、日本人の代表主力選手の流出も多くなり、最近では代表歴の浅い、萌(細貝)のようなケースも出ている。
ただ、来るのはブラジル人、行く時はブンデスという「成功を収めている」パターンに限られており、どうも日本人の中に「冒険」するという気持ちが少ないとフィンケは感じているようだ。
そう、フィンケの言うとおり、もっと視野を広く持った上で、現状の制度をもっと広く有効に活用すべきだというのは至極当然である。
また、それが新しい形のクラブの成功へ繋がる可能性を秘めているからだ。

翻って浦和は?と言えば…サポ以上にクラブが「結果」を待てない状況に陥っている。
この事はのちほど述べさせてもらうが、選手の育成にまでこういう考えを持ち込まれては現場の人間はたまらないというのが本音だろう。
もう少し、TOPには腰を据えて物事を見て欲しいのだが、今の役員交代制度では難しいのだろうか?
浦和を見ていると三菱全体、いや、日本の「組織」と言われるモノの病巣を見ている気がする。




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☆【参照】フィンケ監督 最後の会見 【前編】

☆【参照】フィンケ監督 最後の会見 【後編】



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