浦和に関するネタを中心に、サッカーネタやコラムを書き綴ってます。
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【質疑応答2】

(一次キャンプではどのようなことを目標に掲げますか?)

どのチームもそうですが、最初は走ること、コンディションを中心にやっていきたいです。
サッカーで大事なことはまず走るということだと思います。
どの選手も走らなくてはいけません。
その後に求められることは、どのように走るかということです。
とにかく走り続けたとしても、何も効果的でない選手もいます。
大切なことは、走るだけでなく、いかに走るかです。
相手にとって危険なところに走る、そういったことが大切です。
どこに走るか、どのように走るかということはやはり考えなければできないことです。
走ろうと考えていても走らない選手もいます。
考えないで走り回る選手はよくないし、考えるけれども走らない選手もよくない。
常に走ること、そして考えること。
頭と脚が常に両方機能していなくてはいけない。
今日のサッカーをする上では、インテリジェンスというものがすごく求められます。
試合の中でインテリジェントにできるかはすごく大切な要素です。


(選手に求めるもの、クラブに求めるものは?)

私自身の考えにあるものは、名前でサッカーはできないということです。
どの選手にも求めることはチームプレーに徹してもらうということです。
1人の選手が試合を決定づける、私のチームにはそういう選手はいないと思います。
チームで戦い、チームで勝ち、チームで負ける。
それと選手にはインテリジェンスを求めたい。
我々がやるサッカーというのは、ものすごく考えてやらなければできないものです。
だからこそ、ピッチの上でゲームの中でのインテリジェンスというものも必要とされますし、それを選手にも求めたいです。
1つの状況において、1つのアイデア、1つの選択肢では足りない。
1人の選手がその状況において、3つくらいアイデアを持ってプレーしてもらいたいです

横にいる社長、山道さん、そしてクラブのみなさんには本当に大きな支援を受けています。
クラブの方から私にこうしてほしい、というマストのことは一度も言われたことはありません。
お互いに話し合いの中で物事を進めることができています。
もし我々が良い家を建てたかったら、土台となるものというのはすごく大事です。
良い土台があれば、1階、2階、3階と建てられますし、土台がしっかりしていれば高い家を建てられます。
土台がしっかりしていなければ高く積み上げたときにそれが倒れてしまいます。
我々は土台というチームをしっかり作って、その上で一つ一つ、上に積み重ねていきたいです。
私自身、そのようにクラブとも話をしています。



この発言の部分で興味深いのは「いかに走るか」という部分。
そのためには「考えて走れ」という事だと説いている。
すなわち、トレーニングでは「走る」ための基礎体力の向上も然ることながら
「インテリジェンス」を磨く訓練をするという事なのだろう。
ミシャの言う「インテリジェンス」とは、「相手を分析してどこをどう攻めれば効果的か?
という事を常に考えて動け」という、極めて基本的な話だと思う。
もっと平たく言えば、視野を広く持ってプレーしろという事なのだろう。
だからこそ、選択肢を多く持つ事を要求しているし、そのために「汗をかけ」という事だと思う。
一人ひとりが汗をかけば、ボールを持った選手もボールを持たない選手も、お互いにチャンスが広がるという相乗効果を狙っているのは明白だ。
そのためには、日頃の練習から相手の穴を狙って、攻撃の選択肢を多く持つ「意識共有のトレーニング」が欠かせない。

そして、ミシャは「名前でサッカーはできない」と説いている。
それは、個々のポテンシャルが高くても、組織として機能しなければ何の意味を持たないという事ではないだろうか。
そう、それは昨年の浦和が示した姿である。
昨年の場合は、一昨年からメンバーをほとんど変えずに、組織的なサッカーから個を生かすサッカーに変えようとして、機能不全を起こした最たる例だと感じる。
サッカーは場面によって、あるスペースでは個の力が大きく寄与する事は多い。
しかし、その個の力も「数」によって抑え込まれてしまう事がある。
逆に、個の力が劣っていても、スペースを広く使って選択肢を増やす事で、ゴールチャンスを増やせる可能性は大きく上がる。
最後は決定力に頼る部分は確かにあるが、その前の部分でチャンスを広げることは可能だ。
1試合で決定的なチャンスは2-3回あればいい方で、それを作り、回数を伸ばすために日々チームとしての努力が必要だという事ではないだろうか。
そのための土台づくりとして選手に「いかに走るか」を求めたのだろう。





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(2010/05)
千田 善

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