浦和に関するネタを中心に、サッカーネタやコラムを書き綴ってます。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
◇募金、経費削減で生き残り

先月27日、Jリーグ2部(J2)のFC岐阜がホームで横浜FCと対戦した。
その試合前、ベンチから外れた岐阜のDF池田昇平らが、運営資金の足しとなる「FC岐阜募金箱」への協力をサポーターに呼びかけた。
昨年は約1300万円を集めており、年間予算5億3000万円と資金力の乏しいクラブにとって、この募金は貴重な財源となっている。

J2下位の小規模クラブは慢性的な財政危機状態にある。
その象徴が、過去5期で4期の赤字を出した岐阜だ。
11年度決算は約7000万円の赤字で、債務超過は1億4000万円を超えた。
4月にはJリーグが経営改善を指導する「予算管理団体」に指定された。

「岐阜には野球文化が根付いている。その中でサッカー経営は難しい」

岐阜の今西和男社長はぼやく。
J2に昇格した08年以降、シーズン通して有料の胸スポンサーが付いたのは10年度のみ。
昨年の1試合平均観客数はJ2で14番目の4120人と、入場料収入でも苦戦した。
メディア露出の少なさに危機感を抱いたフロントは後援会費として集めた資金の一部を使い、5試合を目標に一部自腹のテレビ中継を地元放送局で行う計画を立てている。

■ライセンス制度の壁高く

Jリーグは、クラブ経営基盤強化を目的としたクラブライセンス制度を13年度から導入する。
「3期連続の赤字」「債務超過」などの場合は、リーグ参加が認められない可能性がある。
さらに、J2とJFLの入れ替え制度も始まった。

「現在の経営状況で降格したら解散も考えないといけないかも」

今西社長の危機感は強い。

一方、水戸は徹底した経費削減で生き残りを図る。
10年度の収入は約3億6600万円とリーグ最少で約1600万円の赤字を出したが、広告収入が増えた11年度は631万円の黒字化に成功し、増資も行って債務超過を解消した。
体質改善の励ましとなったのは、沼田邦郎社長が08年の就任当時、メーンスポンサーにかけられた「いいんだよ。強くなくても」という言葉だ。
そのスポンサーは「がんばらない経営」を掲げて成長を続けていた。
沼田社長は「強くする前にやることがある、無理、無駄はするなと言われたと感じた」という。
とはいえ、綱渡り的状況は今も続く。
クラブライセンス制度は「ハードルが高い」と感じている。

スポーツ経営学が専門の帝京大・大坪正則教授は地方の小規模クラブの苦闘の一因が、リーグ側にもあると指摘する。
不況で協賛金や放送権料収入が目減りする中、チーム数を増やし続け、結果的にJ2で1クラブ約1億円とされるクラブへの配分金は減少傾向にある。

「このままクラブライセンス制度が始まれば、退場するチームが出てもおかしくない」

大坪教授はこう分析している。



FC岐阜の社長の「岐阜には野球文化がある」という言葉に深い興味を持った。
いや、野球文化があるというなら、何故、その土地に無理してプロクラブを作ろうとしたのだろう?
個人的には、リーグのチーム数の増大化には疑念を抱いている。
チーム数が増えれば増えるほど、観客を奪い合う事になる。

只でさえ不況で客足が遠のいているのに、なぜ、野球文化の深い、しかも、地方の中核都市でもない所に、何チームも作る必要があるのだろうか?

リーグは「経営」で箍(たが)を嵌めながら、クラブを苦しめる政策を取っている。
この辺の疑念がどうも晴れないのだ。

数を増やす事がリーグを盛り上げる事に繋がるのだろうか?
過去に「公共財」と言われるクラブ経営が行き詰った例はいくつもある。
それを教訓にした経営が、組織規模の縮小だとしたら、100年後には「夢」の持てる「プロスポーツ」として成り立っているとはとても思えない。

リーグはクラブに経済的責任を負わせるなら、リーグも責任だけをクラブに負わせるのではなく、権利を持たせる方向性を示すべきだと感じずにはいられない。





Jリーグ崩壊―どうなる日本サッカーJリーグ崩壊―どうなる日本サッカー
(1999/01)
工藤 健策

商品詳細を見る



スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://urawaism.blog68.fc2.com/tb.php/1521-06b33603
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。