浦和に関するネタを中心に、サッカーネタやコラムを書き綴ってます。
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◇商圏、密着か拡大か

ガンバ大阪の選手が小学校を訪れ、児童とミニゲームを楽しみ、一緒に給食を食べる。
03年に始まった「ホームタウンふれあい活動」。
交流した児童は延べ18万5000人に上る。

ガ大阪は大阪府を活動地域とするが、04年には本拠地の万博記念競技場がある吹田と周辺の茨木、高槻の計3市を「重点市」と定めた(06年には豊中市も加入)。
前述のふれあい活動も重点4市を中心に展開している。

野呂輝久副社長いわく「サッカーは超不確実な事業」。
天候やクラブの強弱で観客数が大きく増減するためだ。
その中で重点市に絞って地域密着を深めることは、経営面でもプラスに作用する可能性を秘める。
野呂副社長は「徒歩や自転車で来られる人が(観客の)半分もいたら、安定する。不確実を確実にするのはホームタウンだと思う」と戦略を語る。

重点4市の人口は計138万人に上る。
ガ大阪は14年度内に現在の倍近い最大4万人収容の新スタジアムが完成する予定だが、関係者は「(重点市の)50人に1人が来たら、約2万8000人になる」と計算する。
クラブとファンの距離の近さが、安定した集客の鍵と見込んでいる。


■観光協会と連携

一方、商圏を広げて浮上を狙うクラブもある。
財政難に苦しむギラヴァンツ北九州はJ2に昇格した10年度から、横手敏夫社長らがホームタウンの北九州市だけでなく、隣接する京築地区(2市5町)や遠賀中間地区(1市4町)などの首長を訪問。
マッチデースポンサーなどを募った。

かつて人口100万人を超えた製造業の街・北九州市の人口は、鉄冷えとともに減少し、一時期97万人を割った。
だが隣接地域を含めれば140万人に達する。
クラブはホームタウンでの宣伝活動を核としつつ、周辺地域も「フレンドリータウン」と呼んで巻き込み、市町役場にポスターを張って集客を図る。横手社長は「市民クラブで身の丈経営だが、マーケット環境に恵まれ、可能性はある。“広く薄く”応援してもらう」ともくろむ。

J2のザスパ草津も、来季からチームの名称を「ザスパクサツ群馬」に変更すると発表した。
草津のホームタウンは元々「草津町、前橋市を中心とする全県」だが、実際は「草津町のクラブ」の印象が強く、商圏も広がらない。
「草津を捨てるのか」と批判的な意見もある中での決断だった。

効果は早速出ている。
本拠地の正田醤油スタジアム群馬(前橋市)では今春から、各入場ゲートに県内の温泉の愛称を付けた。
ゲートは伊香保、四万、水上などの県内温泉の広告を兼ねており、各観光協会などが出資した。
観光協会は地元行政と結びつきが強く、そこを窓口に支援を拡大したい思惑もある。

ホームタウンはJリーグの「地域密着」の理念を具現化する場であり、重要なマーケットという側面もある。
ただ、マーケットはホームタウンの外にも存在する。
どこに経営の活路を見いだすのか。
各クラブの模索は続く。



そもそも、「地域密着=ホームタウン」って概念になってしまいがちだけど、本当にそうなのだろうか?
俺は機会があって、何度か浦和のフロントの方々と個別のイベントなどを通して、この件について話した事がある。
今、浦和のフロントは「ホームタウン=さいたま市旧浦和地区」という概念だ。
ただ、考えてみてもらいたい。
現実問題として、旧浦和市内を盛り上げることが最重要課題であることは理解できるが、それだけでいいのだろうか?

俺は、決してそれだけでいいとは思わない。
確かに、2万人のスタジアムを満員にするなら、人口とスタジアムの器の大きさの関係では旧浦和市内を盛り上げているだけで丁度良かったのだろう。
しかし、今は違う。
器は5万・6万を収容できるようになったのだ。
そう、単純に言えば、旧浦和を盛り上げるだけでは全く数が足りないのだ。
そればかりか、人の流れという問題において、浦和は駒場からサイスタに舞台を移した時に、何の取り組みもしてこなかったために、浦和中心部においても一時の盛り上がりは完全に消えている。
実際に、駒場からサイスタに器を移してから、人の流れは浦和中心部から、むしろ、川口・越谷の方に比重が置かれた感はある。

旧浦和市内を盛り上げることが優先事項であり最重要であることは否定しない。
それを取り戻そうとするサポーター有志の活動もあるし、俺もそれに参加している。
川口市民の俺がその活動に参加している理由…
それは、旧浦和市地域をどう再生していくのかをこの目で見たかったからだ。
そして、それを何とか他の街に繋げていけないか?
なぜなら、先ほども述べたが、旧浦和を盛り上げるだけでは全く足りないと思っているからだ。
いや、本心は自分の住んでいる街が、せっかく浦和のホームスタジアムであるサイスタと間近な距離にあるのに、全く盛り上がりに欠けていること、そして、川口市が「レッズ応援宣言」をしたのに、全く中途半端な取り組みをして、何をしようとしているのか分からないジレンマ。

間近で見ていて感じるのは、どこの街でも「プロスポーツが地元に来れば勝手に利益を運んできてくれる」と思っている事業主の待ちの姿勢。
それに対して、クラブがどう答えて行くかが大事なのに、浦和のフロントは口先ばかりで何も動きが見えてこない。
それどころか、シャチョさんからすれば「向こうが勝手に応援してくれているのだから…」的な回答が返ってきて面食らったのだが。
それに呼応したのか、クラブ社員からも、「クラブとサポで一緒に育てる…」などという、悠長な言葉がでてくるのには驚いた。
彼らの姿勢にはサービス業としての志は微塵も感じられなかった。
確かに、スタジアム内でのことはクラブとサポで作ることが一番いいのかもしれない。
しかし、集客に関しては、一番考えて動かなくてはならないのはフロントである。
そこを考え違いしているうちは、街とクラブとの信頼関係は、一向に上がらないと思う。





FC町田ゼルビアの美学: Jリーグ昇格を勝ち取った市民クラブの挑戦FC町田ゼルビアの美学: Jリーグ昇格を勝ち取った市民クラブの挑戦
(2012/03/23)
佐藤 拓也

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