浦和に関するネタを中心に、サッカーネタやコラムを書き綴ってます。
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実は、朝日の朝刊のスポーツ面で、秋春制についての特集が3日間にわたって組まれた。

内容的には、アンケートの結果をもとに、欧州の現状や、日本の現状を踏まえつつ、どういう方向に持っていくことがいいのか?が書かれていた。

アンケートは4月から5月にかけてJ1・J2計40クラブのホームゲームで試合前に各20名ずつ、計804名に聞いたというもの。

① 秋春制の議論について「知ってる」67%「知らない」33%

② 「知っている」67%の内訳は「賛成」20%「反対」46%「わからない」1%
*秋春制でも「見に来る」は63%・「回数が減るが見に来る」が26%でほぼ変わらないのは特徴的

③ 秋春制になった場合の良い部分は「海外⇔日本選手の移籍が活発化される」が53%「代表強化」が41%「暑い時期での試合がなくなり試合の質が上がる」「暑い中で見なくてよくなる」が合わせて37%(複数回答可)

④ 秋春制になった場合の悪い部分は「スタジアムの環境不備」「寒さ」を合わせると97%、「学制と合わずに新人の活動に空白が出る」13%(複数回答可)
また、寒冷地では「雪国の選手は冬に満足な練習ができない」「交通機関への懸念」という意見も見受けられた

中には、冬にスポーツ観戦するのが日本の季節感に合わないとか、寒い中での試合は質が下がるという、サッカーというスポーツを知らないのではないかという頓珍漢な答えもあった。
あと、韓国や中国のリーグとの足並みが乱れるという意見があったが、むしろ、AFCやFIFAの流れは秋春制であって、一部の稀有なリーグを取り上げて「春秋制」を主張したがるのもよく分からない。


問題点は以前からはっきりしている中で、もう議論を重ねる時期ではなく、どうすればできるのか?を議論する段階に入っている。
いや、秋春制にしないのなら、それはそれで構わないが、そうだとしたら、もうこの議論は封印すべきだと思う。
長々とこんな議論を時間をかけてやっても仕方がない。
要は、客側からすれば「スタジアムの整備」が最大の問題点で、あとは選手・クラブ側にとって何が欠点になるかを論じて総合判断すべきだと思う。

それと、協会は本気でW杯を開催させたいなら、ヒーターはともかく、屋根付きスタジアムは完備させるべきだからね。
それができるだけで随分違うと思う。
あとは、芝生の養生との兼ね合いをどう考えるか?それに尽きると思う。

そうそう、海外はどうなっているかと言えば、レアルの本拠地:サンティアゴは、スタンド全体を覆う屋根にヒーターが付いてて体感温度が10-12℃になるように設定されているスタジアムもある。
ただ、こういう設備があるのは欧州でもごく少数だが、ドイツなどはスタンド全体が屋根で覆われているスタジアムが大半。
また、芝生の凍結を原因とする選手のけがを防止するため、芝生を地下から温めるアンダーヒーティングの設置を義務付けて地面凍結を防止し、芝の質を維持するなどの対策をしている。
実は、日本でもユアスタ・鹿スタ・横酷・豊スタなどにアンダーヒーティングが入っているらしいが、他は、これらの設備も入っていない。
そもそも、トイレの数だの客席やら非常通路だって不備のあるスタジアムがあるんだから、ここまで手が回ってないのも当たり前と言えばそうかもしれない。

あと、ドイツと日本の決定的な違いは、やはり「文化」なのだろうね。
ドイツではサッカーの試合が寒いのは当たり前、雪で交通手段が止まりアウェーの客が辿り着けないことがあっても、集客には影響がないという。
そして、暖房機を持つシャルケのスタジアムではコンサートなどでは暖房を使うがサッカーでは使わないし、ブレーメンではヒーター付きの椅子もあるが好まない客すらいるらしい。

記事の結びは、こうだ。

「ナイターでビールを飲みながら…というのがスポーツ観戦文化の「伝統」である日本では、そもそも季節感の問題の方が根深いのでは?」

アンケート結果にもあるけど、「冬はスポーツの季節じゃない」という国民性があるのも事実。
でも、科学的には運動するには、一部のスポーツを除いて、明らかに夏の方が不向きなんだけどね。汗。
それに、夏場の客足も、実はあまり伸びていないのも事実。
これは野球も全く同じ現象。
結局は、臨場感も然ることながら、現場に行かなくても手軽に見られるようになった事が大きな要因にも思える。

それと、リーグもクラブも選手の移籍に関して、出す方にはお金が入るから一生懸命になり始めたが、育てて価値を高めるだけの方法から、例えば、海外トップリーグでは落ち目になった選手でも、国内でまだまだ価値の高い選手はいるし、そういう選手を入れて、移籍だけではなく営業成績(入場料やグッズ収入)という本来の営業面での効果も考えるべき。
また、そういった名のある経験の豊かな選手を呼ぶことで、バリバリの現役選手を呼べたり、日本人選手も育っていくという経験を、過去にJリーグはしてるんだよね。
浦和だけじゃない、J創設期からあるクラブはそういう経験をしてるんだからね。
そういうモデルをもっと広げるべきだし、そのためにはJ創設期にはいなかった雪国のクラブにも、もっとメリットを教えてあげるべきだと思うよ。
札幌や 新潟はせっかくいい外国人選手を獲得しても、高く売るだけでクラブの成長面では生かせてないし、仙台なんか今こそそういう選手が必要なんじゃないかな?
そういう経験をしたクラブにしか分からない事をもっと伝えて上げられる人材も必要だと思うよ。
それに、儲けたお金でクラブの価値を高めるための移籍をもっと積極的に行うべきだと思うしね。
そこは今のJに一番欠けているところかな。
そういう事が、お金が無いとできないと嘆いているようでは「プロ」としての経営ではない気がする。
お金を「使う」発想からお金を「生む」発想が出来なければ、経営が成り立たないのは誰もが分かっている事。

そう考えれば、雪だから試合が出来ないとか言う前に、もっと大きな利益を生む市場に自らが飛び込んで行くぐらいで無ければ、極端な言い方をすれば、雪国クラブは潰れる前提で経営をしているという事になりかねない。
最低限の設備は必要だが、安定化資金など「護送船団方式」にカネを使うくらいなら、雪国のクラブのために最低限の設備を作るための資金提供(もちろん担保&返済付き)くらいはしてあげるべきだと思う。

要はね…
人を呼ぶための努力を、クラブだけでなくリーグも協会ももっと考えろ!という事。
そして、フットボールに関わる「市場」を広げるための努力をもっとしなさい!という事です。


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