浦和に関するネタを中心に、サッカーネタやコラムを書き綴ってます。
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【フィンケ監督・インタビュー】

【新しく練習に加わった選手については?】
非常に若い選手なんですが、14日間にわたってここでの練習参加をする機会を彼に与えました。
唯一ここでお話しできるのは、彼がアフリカ出身であるということ、そして彼が18歳であるということです。
そして生まれ育った国はタンココーチと同じ国です。
それ以上のことについてはここでお話しするつもりはありません。
これはサッカー業界の常識で皆さんにも理解をしていただきたいのですが、現時点では彼はまだ練習参加のみという状況ですから、詳細についてお話をすること私の方からはありません。
このことについてはご理解いただきたいと思います。
そしてもう一つ、細かいことですが、さまざまなネットワークを通してこの選手がどのような人間でどのような選手なのか、どんな経歴があるのかを調べて、もしそのことについて大きく報道されるようなことがあると、彼の母国でも大きく報道されることになってしまいます。
私は長年にわたってアフリカの選手と仕事をしてきて、たくさんの経験を持っているわけですが、やはり練習参加している選手について大きく報道されると、アフリカの方で、裏でいろんな動きが出て、それによってその選手を獲得することができなくなる、そういうことがよくあります。
ですからアフリカの状況、サッカー界の常識を考えて、皆さんが現時点ではこの選手についてあまり大きく報道しないでください。
なぜかというと、一昔前のようにとても高くて有名な選手を買うような予算はこのクラブにはないんです…これが現状です。
これはあくまで私の方からのお願いですし、皆さんに対してはっきり伝えたいことでした。

【練習生が参加することになった経緯は?】
タンココーチも含めて私は長年アフリカで築き上げてきたアフリカでのネットワークというものがあると思います。
そしてここ3回のアフリカネーションズカップはすべて現地で観戦しました。
一つの小さなクラブで仕事をしていて、何億、何十億と移籍金を払うことができないクラブの場合は、できる限り他のクラブが行っていないような国に行って、そこで選手を発掘してくることが大切になります。
ですから私は約15年間にかけて、チュニジア、ガーナ、マリ、ブルキナファソなどさまざまな国で選手を発掘してきました。
選手獲得のときには2つの道があると思います。
一つは、世界的に見ても、どの国においてももっとも大きな、資金力があるクラブが行なっていることですが、各国を見て、どの選手がもっとも優れているのか、そして最も優れた選手にもっとも多くの、何億、何十億というお金を払って選手を買ってくる、それが一つのやり方です。
もう一つは比較的安い金額で、各選手の母国の国内リーグ、しかも大きなクラブではなく小さなクラブでプレーしている選手、その選手を獲得することです。
ただ、そのためには現地の関係者と知り合いでなくてはいけませんし、さまざまな情報やヒントをもらうなどして初めてこの選手を獲得することができるわけです。
もちろんこのようにアフリカから来る非常に若い選手というのは、いろんな意味でまだまだ教育をしなければいけないところがあると思います。
しかもアフリカでの生活というのは皆さんご存じだと思いますし、この国とはまったく違うものです。
ある意味、特別なところです。
彼らが母国を離れて世界的に見ても進んでいる国、例えばこの日本に来るときには、それなりに生活などに関しても慣れなければいけないところも多いわけです。
このような移籍をするにはたくさんの仕事をしなければいけません。
ただ、このような仕事は非常に大きな喜びを与えてくれるものだと思っています。
なぜかというと、一人の選手、一人の若い人間の教育に携わることができるからです。
そして場合によってはこの選手がとても大きなキャリアを積むことにもなりますし、そのスタートのときに私が助けになる、これも大きな喜びの一つだと思います。
そして私をこのクラブに招いた方が最初にはっきり言っていたのは、このクラブは若い選手をもっと育成していきたい、今までのやり方を変えてもっと選手を積極的に育成していきたいということを直接、クラブの方からうかがいました。
ですから私はこのクラブに最終的に来ることにしました。
社長は今、変わったわけですが、新しくクラブの社長に就任した橋本代表も私に対して、新しく進み始めた道を今後も進むべきだということを伝えてくれました。

【今後も継続的に練習生は参加していくのか?】
今後も他の国から若い選手がここに来て練習参加することは十分にあると思います。
一つ、忘れてはならないのは、私がフライブルグで約16年間、仕事をしていたこと、そしてとてもたくさんの若手選手をそこで育てていたこと。
代理人なども『この監督は若手の選手と仕事ができる、外国から来たにもかかわらず若い選手が比較的短い期間で実力を発揮できるようになる、すごく早く成長する』ということを何度も証明されたので、私が自ら積極的に行かなくてもいろんなところから『若い選手を見てくれないか』『若い選手のヨーロッパでの最初の2年間をぜひ任せたい』という話があったわけです。
ですから一つの国に今から決めてしまうのではなくまったく違う国から若手の選手の話が来て、練習に参加して、場合によっては育っていくのを私のところで見ていこうということになるかもしれません。
ただ、私にしてみればもっとも大切なのは今、このクラブに所属している選手です。
この選手たちとしっかりとした仕事をしていきたいです。
私は積極的に若手選手をあちこちで探しているわけではありません。
しかし、私たちのチームをご覧になってみてください。
私たちのクラブには22歳から27歳の間の選手がほぼいません。
28歳から33歳の選手はたくさんいます。27歳から22歳の選手はあいている。
そして22歳から18歳の選手はまたたくさんいます。ということは22歳から27歳の選手がほぼいない、これはこのクラブで長い間、若手選手の獲得、もしくは若手選手が主力として活躍できるような形での育て方をしていなかった証拠ではないでしょうか。
ここに一つ、22歳から27歳の間があいてしまっている状態ですので、私としてはクラブの将来のことも考えて、若手選手のことも考えていきたいと思います。

先ほどの質問に対する追加のお答えですが、たくさんの若手選手がここに来ることはないと思います。
この国のルールでは外国籍選手(A契約選手)は3人しか認められていないわけですし、アジア枠1名(AFC国籍を有する選手)があって、そして20歳未満で外国籍も大丈夫である育成枠(アマチュアか20歳未満のプロC契約選手)が最大で2人までしかないわけですから、たくさんの選手がここに来て育成されていくということはないと思います。
この国はほかの国とはまったく状況が違うわけですから。
イングランドのアーセン・ベンゲル率いるアーセナルの場合は、よくあることですが、公式戦でも地元の国の選手は一人もおらず、外国人11人で戦っていることがあります。
彼のようなやり方だと、毎年18歳以下のアフリカの若い選手を10人ほど連れてきて、そのうちもし2人が成功すれば大成功という形で語られるようになるわけです。
アーセナルのことについてもそうですが、数年間にさまざまな選手を獲得して、その中で1回、アデバヨールという選手がいれば、これだけで大きなメリットではないでしょうか。
なぜならあの選手はしっかりとしたプレーをしてとても市場価値を高めた、あのような選手を獲得することができればクラブにとっても大きな利益をもたらしてくれる、素晴らしいことなんですけど、それ以外にもたくさんの選手が獲得されていて、その中の一人であったということは忘れてはならない事実だと思います。
しかしこの国ではそのような形、たとえばほかの国から10人の外国人選手を連れて来て育成するようなことはできないようになっていますので、安心なさってください。
私たちは日本人の選手をベースにしてしっかり戦っていきますので。
現実的に、この国の規定を見ると外国籍選手枠、アジア枠、育成枠が存在しているわけですが、私たちの場合は、もし来ている選手を獲得したとすると残りの外国籍選手の枠が限られてしまいます。
どんなに多くともあと3人増えるだけで、これ以上ということはありえないわけです。
アジア枠に関しては韓国の選手を獲得することが多いわけですが、私は現状に対して何か大きく語ろうとしているわけではありません。
そうした現状の中で仕事をしていくわけですし、今後も日本人が土台となっていくと思います。
あくまで私の一つの考えですが、日本はもっと外国に対してさらに窓をあけるべきだと思います。
なぜかというと国際的な交流というのはさまざまな刺激を与えてくれます。
それによって国のサッカーのレベルを全体的に上げることができるのではないかと思います。
外国からさまざまな選手が入ってきて、刺激を受けることによってこの国の選手も自分たちのスキルを上げていくことができると思いますし、お互いに学べることがたくさんあると思います。
長期的なレベルアップを考えれば、国際的な交流を活発にするということはとても大切だと思います。

【今回練習に参加するのは以前、クラブハウスの訪れた人とは別?】
2週間ほど前に来ていた選手とは違う選手です。
若いときには大きなクラブに移籍をしてたくさんのお金を稼いでいて、それほど国際的には有名ではなかったんですが、とても才能のある選手でした。
獲得できるかどうかを検討したんですが、最終的にはポジティブな結果には至りませんでした。
日本という国で仕事をしているときにはさまざまな、今までと違う条件というのもありますし現状を考えると外国の選手を連れてくるのはそう簡単なことではないと思います。

【練習生のストロングポイントは?】
それはこれから発見したいと思います(笑)。
基本的なことですが、西アフリカで生まれた選手、そして彼らが母国でサッカー選手になることができたのであれば、ヨーロッパ人よりも、日本人よりも優れた瞬発力を持っているのは間違いないと思います。
これは西アフリカの選手が持っている一つの特長です。
彼の一つの強みではないでしょうか。

【若手選手を選ぶ基準は?】
大切なポイントというのは私たちが逐一、教えなくても選手がピッチ上で起きていることをしっかり理解して、正しい判断と動きを見せることです。
毎回毎回、説明するのではなくてすぐに状況を把握することができる。
そして正しい決断を下すことができる。それが大切な要素だと思います。
サッカーにおいてはすべてを教えることはできません。
選手からしてみても、サッカーで起きているすべてのことを学ぶことはできません。
もちろん、学ぶことができる部分もありますが、残りの部分は才能なわけです。
このような才能を持っている選手を見つけるのが私たちの仕事だと思いますし、見つけた後で彼らにさまざまな刺激を与えることによってこの才能が伸びていくことを助ける、これが私たちの仕事です。
ただ、すべてを教え込む、その選手がすべてを学ぶということはサッカーの世界ではないことです。
どんなに才能があったとしてもまったく努力をしない、まったく規律のない選手であれば成功はしないでしょう。
しかし、どんなに努力をしても、どんなに素晴らしい規律を持っていても、まったく才能がなければサッカー選手として成功することはいっさいありません。
これがサッカーの厳しい現実です。
サッカー選手は一つの工場で生産することができないものです。


ちょっと、今日の文章は長いので我慢して読んで下さい。
なぜ、文章が長くなってしまったかというと…
フィンケの考えの根幹となる部分を話しているため、一部を除いては、ほぼそのままを掲載いたしました。
フィンケを知りたい方には、とても勉強になる文章だと思います。
ここまでフィンケが喋ったというのは珍しいし、どうしても言って置きたかった事なのでしょう。
俺も知らなかった事(アフリカ諸国の事情や浦和の選手年齢構成など…)が多かったので勉強になりました。
それと、フィンケのサッカーに対する基準も明らかになって、これからの発言も要チェックです。


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